
KATAOKA-laboは、乳幼児から大人までひとの表現とこころの形成について考え、異なる立場の人々が独自の感性を発揮して対話するためのしかけと仕組みを提供する研究室です。

◎ 伝えているのは、「表現するための独自の回路の開拓」と「立ち会うときに大切なこと」。

異なる経験の回路と、異なる表現
“感じとる”からわかること

“感じとり”を中心とする経験のメカニズムの学習と表現の実践を通じて、自分自身の感性と人の多様さへの認識を深めるワークショッププログラム SENSE-BASED DIALOGUE®︎。
人間ならではの複雑な経験の仕方を解き明かす心理学と現象学の知見の応用で、しっかりとした手応えの中で「借り物でない表現」を実践しながら対話することを促します。
感性のまとまりで対話する
ここでいう「感性」は曖昧な判断基準や想念のようなものではなく、自分の体を通して実感される“目に見えないけれど確かなもの”。さまざまな媒介物を活用しながら自分の体の声をすくい取り、独自の感性としてまとめあげつつ語り合うことがこのワークの基本です。



経験を深め、思いを消化する
一人の人の経験は、思い起こすときの気持ちと語る場によって変化します。チーム単位で取り組むことで、大事な経験を深掘りすることや、もやもやと体に留まる思いを消化することを、互いに促し合う好機になります。


特殊な経験を表現する
経験値がものをいう特殊な技術や仕事の考え方は、パーソナリティと一体化しながら熟達するもの。「その人ならではの経験」として感性で表現するみちすじを辿ると、日常の言語と異なる豊かな伝わり方をします。


一回の所要時間は半日からで、活用を想定する場面と目的をふまえた事前の打ち合わせが必要です。詳しくは運営者へお問い合わせください。
“ひとと向き合う仕事”に向き合う
チーム/コミュニティ開発支援

対人支援に取り組む法人・団体の組織づくりを支援しています。短期(1年単位)、中期(数年単位)の計画にもとづき、「個々人の感性が相互に発揮されるコミュニティ形成」を目指して、チームビルディング、組織設計、管理職育成、課題の調査、環境形成、問題解決のための相談等の取り組みを実施します。




関係者が互いに自分を表現する
子どもが育つ場の支援
子どもの支援や保育・教育を行う法人・団体に特化した研修・ワークショップ、専門イベントの企画運営を行なっています。長期的な視野で、関係者が互いの心の健康を育んでゆくことを念頭に「画一的な価値基準に振り回されない、多様な価値を包み込む支援現場づくり」を提案しています。
造形・描画表現の原理と実践、子どもの主体形成プロセス、発達特性にもとづく感じ方の異なり など
映像・写真を活用した感性的な記録の実践、「関係発達論」を参照しながらのエピソード記述の実践 など



表現と記録をテーマとする展覧会、子ども支援領域の専門イベントの企画運営 など
インクルーシブな表現活動の場づくり、子どもとおとなの表現活動の共同実践、表現を引き出す活動環境の工夫、各種造形素材と廃材の活用 など